後藤宗助:
井上順
井上順1963年、成城高校在学中"田辺昭知とスパイダース"に参加、堺正章と共にツインヴォーカルとパーカッションとMCを担当する。その後、俳優・司会にも進出。俳優としては、『ムツゴロウの結婚記』『ラヂオの時間』 『60歳のラブレター』『恋愛戯曲~私と恋に落ちてください。~』『ちょんまげぷりん』などに出演。
本作ではお調子者の洋菓子店主を演じる。サックス未経験だったにもかかわらず劇中の「ムーンライトセレナーデ」を自身で演奏したいと熱望。猛練習の末、撮影当日には感動の演奏を披露し、スタッフ達の涙を誘った。
中野巌:
河原さぶ
河原さぶ広島県立高校を中退し、東映演技研修所の第一期生となる。映画デビューは森崎東監督の『高校さすらい派』。演劇集団円の設立に参加。テレビドラマの悪役や日活ロマンポルノに出演したが極貧生活に耐えられず退団して舞台を離れる。『裸の十九才』『幸福の黄色いハンカチ』『黒い雨』『青春デンデケデケデケ』『寝取られ宗助』『うなぎ』『ゆれる』『ディア・ドクター』『悪人』などに出演。
本作では頑固で暴れん坊の製麺屋を演じる。「俺の棺桶にこの作品のDVDを入れてくれ」と言うほどに入れ込み、迫真の演技を見せた。
花山玉三郎:
上田耕一
上田耕一コミカルな役からシリアスな役までこなせる確かな演技力で幅広い作品に出演している。金子修介監督、大森一樹監督作品の常連で、「平成ゴジラシリーズ」には12作連続出演している。そのほか『マルサの女2』『その男、凶暴につき』『桜の園』『12人の優しい日本人』『ミンボーの女』『うなぎ』『Shall we ダンス?』『眉山』『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『チーム・バチスタの栄光』『ぐるりのこと。』『火天の城』『食堂かたつむり』などに出演。本作ではキュウリ栽培農家を演じる。絶妙な情けなさが見所。最近はヤクザ的な役が多かったそうだが、マイペースでかわいらしい田舎のお爺さんになりきった。
岡崎登代子:
ふくまつみ
ふくまつみ劇団青俳を経て、現在は希楽星に所属。テレビでは『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン』『木更津チャッツアイ』のほか、再現ドラマから大河ドラマまで、通行人から準レギュラーまで、多数出演している。映画では『キッズリターン』『HANA-BI』『Dolls』『フラガール』『ゆれる』『県庁の星』などに出演。本作では、図々しいが憎めない和菓子屋さんを確かな演技力で演じる。
年賀状に「この作品に出演できて、もう思い残すことはありません」と記した。
桜井瞳:
宮下ともみ
宮下ともみ青年座映画放送所属。『ウォーターボーイズ』のインサイドストーリーとして制作された短編『がきんちょハート』のヒロイン役でデビュー。その後ユーロスペースの「映画番長シリーズ」に連続出演。
他の出演作は『黄昏流星群』『渋谷怪談』『笑う大天使』『ストロベリーショートケイクス』など。
本作では澄ました謎の美人ピアニストを演じる。特技のエレクトーンをいかして、劇中の「幻想即興曲」にも数カット挑戦している。
笹川信彦:
徳井優
徳井優「引越しのサカイ」のCMでブレイクし、『Shall we ダンス?』『ケイゾク』などで実績を重ね、バイプレイヤーとしての地位を確立。映画では『岸和田少年愚連隊』『パコダテ人』『仄暗い水の底から』『機関車先生』『スウィングガールズ』『春の雪』『受験のシンデレラ』『孤高のメス』『ゲゲゲの女房』などに出演している。
本作ではジャズコンサートを仕掛けるショッピングモールの支配人を演じる。抜群のコメディセンスを発揮した。
花山次郎:
川村亮介
川村亮介『片腕マシンガール』『モノクロームの少女』『半分の月がのぼる空』『白夜行』『はい!もしもし、大塚薬局ですが』に出演。本作では自分の髪を刈り上げて、花山玉三郎の孫として登場。
倉井佳代:
水野神菜
水野神菜関西のアイドルグループJK21に在籍していた。映画は『結び目』で主役の中学生時代を演じている。
本作では野津手のかつての教え子として登場し、篤義であるトロンボーンを披露する(「神」の正字は「示」へんに「申」)。
後藤真帆:
黛英里佳
黛英里佳埼玉県本庄市に在住。原宿でスカウトされ、モデルとしてデビューし、★☆北区つかこうへい劇団に入所。日テレの『秘密のケンミンSHOW』で有名となり、テレビドラマのほかCM出演も多い。
映画は『銀色のシーズン』『フライング☆ラビッツ』『感染列島』に出演している。
本作では井上順と岡まゆみの娘を演じている。地元本庄の作品なので、感激もひとしおだった。
川本芳夫:
酒井敏也
酒井敏也若手時代はつかこうへい作品に数多く出演、秘蔵っ子と呼ばれる。中年期以降『踊る!さんま御殿!』などのバラエティ番組での活躍も多くなる。映画では『セーラー服と機関銃』『蒲田行進曲』『熱海殺人事件』『Love Letter』『スワロウテイル』『守ってあげたい!』『風花』『忍者ハットリくん』『太平洋の奇跡―フォックスと呼ばれた男―』に出演。『市民ポリス69』では主役を果たす。
本作では無責任な商工会議所事務局長を演じ、秀逸ないい加減っぷりを発揮した。
後藤朝子:
岡まゆみ
岡まゆみ劇団四季付属俳優研究所に入団し女子美術短大を中退。『歌だ飛び出せ!2万キロ』のリポーターや『クイズグランプリ』のアシスタントでテレビに登場。ポーラテレビ小説『絹の家』で主演デビュー。305回放送された『まんがはじめて物語』の2代目お姉さんで人気を博した。
映画では『君はいま光のなかに』『裏ゴト師』『ときめきメモリアル』などに出演。
本作では、グレンミラーが好きな後藤の妻・朝子を演じ、スタッフ一同を撮影中に何度も号泣させた。
野津手健三:
清水章吾
清水章吾児童劇団から始め、日大農獣医学部中退後、花柳章太郎に入門。テレビや映画では悪役、エリート役、クセのある役が多かったが「アイフル」のCMでチワワと共演して大ブレイク。現在は、本庄市在住。
『夜霧の訪問者』『パンツの穴』『女帝』『Dolls』『黄泉がえり』などに出演。
本作では素人の地元民に理解してもらえないバンドリーダーを演じる。自身が若い頃トランペッターを目指していたこともあり、役への思い入れも深かった。劇中では得意のトランペットの腕前を披露。ラストシーンの涙は演技ではなかった。本作品への思いの高まり、涙を抑えられなかったのだ。